帰省ラッシュ始まる ピークは2日 航空券高騰続く
レバラン(断食月明け大祭)休暇を古里で過ごそうという人たちの帰省ラッシュが本格化している。国家警察は高速道路の混雑のピークを6月2日、Uターンのピークは8日と予想している。
地元メディアによると、29日に、ジャカルタ方面からチカンペックウタマ料金所(西ジャワ州カラワン)を通過した車は平時の約2・4倍にあたる約5万7千台だった。
渋滞緩和策として政府は、5月30日〜6月2日と6月8〜10日の午前9時〜午後9時、ジャワ島横断高速道(トール・トランスジャワ)の一部193キロ区間で、一方通行規制を導入。地元メディアによると、初日の30日は予定より1時間前倒しとなる午前8時から規制が実施された。
ことしに入り議論されてきた国内線の航空運賃の高騰問題も、帰省シーズンに入り再燃している。運輸省はこのほど、航空運賃の上限額を12〜16%引き下げる決定をしたが、ネット上ではガルーダ航空で「バンドン〜メダン2100万ルピア」の高額チケットが販売されている、と波紋が広がった。
ガルーダ航空は、問題となったチケットはデンパサールとジャカルタの2カ所を経由するビジネスクラスの券だと説明。運輸省は、旅行サイトや代理店では複数都市を経由する高額な乗り継ぎ便が販売されているとして、購入の際はよく確認するよう呼びかけている。(木村綾)