タナアバン市場再開 レバラン前 にぎわい戻る
22日未明から23日早朝にかけて起きた暴徒と警察機動隊との衝突の影響で、両日閉鎖していた中央ジャカルタのタナアバン市場が24日から、営業を再開した。一時は閑散としていたが、26日にはレバラン(断食月明け大祭)休暇を前に服を新調しようとする買い物客らでにぎわいが戻っていた。
同市場のブロックAビルでヒジャブを販売する「ロスティ・ヒジャブ」のフェブリヤンティさん(20)とアンニサさん(21)は「25日まで閉鎖にするという話もあったが、状況を見て半日のみの営業だったが24日から再開した」と説明する。フェブリヤンティさんは「この時期はレバランに新しい服を、と多くの人が買い物に来る。再開した24日は客足が少なかったけれど、25日には客が戻ってきて通常のラマダン(断食月)中の売り上げの500万ルピアほどになった」と話した。
ブロックBビルでムスリム女性用の服を販売するアンディ・ダルスマンさん(35)は「2日間の閉鎖は仕方がない。土日にはたくさんの人が戻ってきたので影響はそこまでない。長く続かなくて良かった」と述べた。
同ビルで美容クリームを販売するトゥリ・スリヤニさん(36)は「ラマダン入りをした最初の週とその次、第3週の週末が最も書き入れ時。ラマダン終わりごろには皆帰省してしまうから。24日には人が少なくて不安だったが、きょうはいつもと同じくらいにぎわっている」と話した。(上村夏美、写真も)