手作り交流、さらに盛大に ジャカルタ日本祭り モナスでフィナーレ 3万人が来場

 23日に開幕し、1週間、各所で両国の交流イベントや日本の文化紹介イベントを開いてきた第4回ジャカルタ日本祭り(JJM)は30日、中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)広場でのクロージング・イベントでフィナーレを迎えた。今年もインドネシアを象徴する場所で開かれたフィナーレには3万人以上が来場。両国が築いてきた友好関係を象徴する草の根イベントとしての定着を示すとともに、東日本大震災後に再確認されたつながりの強さを確かめ、日本とインドネシアが新たな協力関係を築いていく契機となった。(関口潤)

 天候に恵まれたモナス前広場に並んだ日本食ブースと、間断なく披露される日本の伝統文化やポップカルチャー。炎天下の中、両国の家族連れや若者が日中から会場を埋め尽くした。
 午前11時に大江戸助六流ジャカルタ太鼓クラブの演奏で開幕。前半はインドネシア人の若者による日本の伝統芸能や、一般から参加者を募ったのど自慢大会、浴衣ファッションショーがステージを彩る。ハロー・キティの登場も会場を盛り上げた。
 イベントの合間には山車や神輿が場内を練り歩く。「子どもたちに日本の文化を体で知ってほしい」との思いから、山車の上で太鼓囃子を奏でるのは日本とインドネシアの小学生たち。「ソイヤ。エイヤ」とかわいらしい掛け声が響く。
 夕方にはギャラクシーがサックス、トロンボーンなどの音を響き渡らせ、May J.は迫力のある歌声を披露した。午後7時過ぎからはジャカルタ軽音部が「心の友」とインドネシアのヒット曲「クムスラアン」を組み合わせたオリジナル曲で雰囲気を温めると同時に、神輿が威勢の良い掛け声とともに歩を進めていく。軽音部の「まつり」の演奏とともに御輿がステージ前に達したとき、盛り上がりは頂点になった。
 その後のJKT48の公演では詰め掛けたファンの熱気であふれ、ヤマハの音楽教室で学んだ「ヤング・ボーイズ」はピアノやドラム、マリンバなどの楽器を3人で次々と代わりながら演奏。浴衣を着て再登場したJKTが歌ってステージは終了。午後9時を回り、数十発の花火が打ち上げられ、虹色にライトアップされたモナスとともにジャカルタの夜を照らす。花火が鳴り止まぬ間に「ジャカルタ音頭」が流れ始め、日イの国旗の色である紅白の提灯の下、会場中央のやぐらを囲んだ盆踊りで市民が一体となり、1週間の祭りが幕を閉じた。
 今年、ジャカルタ日本祭りの実行委員長に就任した小林一則さんは盆踊りを眺めながら、「これだけの人が集まったのを見ると、日本とインドネシアが自然な形で壁を取り払いつつあることが分かる。次へつながる明るいものを感じさせてくれる」と語った。
 ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)の理事長を務めるなどして、2008年の日イ50周年イベントから翌年に始まるジャカルタ日本祭りの発展を見てきた山崎紀雄さんは、絶え間ない人の流れを見て、「でっかくなったなー、というのが素直な印象。しかも来ているのは皆、若いインドネシア人。そういう人たちが喜んでもらう祭りになった。手作りの草の根交流の祭りも、地に足が着いてきたかな」と感慨深げに語った。

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