担当裁判官3人を処分 最高裁 強姦罪の無罪判決で

 児童らに性的暴行をしたとして強姦罪に問われた被告を無罪とした判決をめぐり、最高裁判所はこのほど、無罪判決を下した西ジャワ州ボゴール県のチビノン地方裁判所の裁判官3人を処分した。最高裁は同地裁所長の解任も行ったが、今回の無罪判決によるものではないと説明している。無罪判決に対しては、オンライン署名などで抗議の声が広がっていた。
 地元メディアによると、最高裁の広報担当者は「裁判官は、裁判の中で、子どもたちに権利を与えることを怠った」と説明。最高裁は無罪判決に対し、抗議の署名が集まるなど、反発を招いたことも、処分の理由に挙げた。処分内容は報じられていない。
 事件は、西ジャワ州ボゴール県チビノン郡で、被告(41)が、近所に住む7歳の少女と14歳の少年に対し、3年間にわたり、性的暴行をしていたとして、強姦罪に問われた。被告は犯行を認めていたが、同地裁は目撃者がいないなどの理由で3月25日に無罪判決を下した。オンライン署名サイト「Change.org」では、17万人を超える抗議の署名が集まり、国家子ども保護委員会(KPAI)は高裁に判決の見直しを要請していた。(木許はるみ)

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