多様な手工芸品が集結 日本の素材ブースも出展 イナクラフト開幕

 国内最大級の手工芸品展「イナクラフト」が24日、中央ジャカルタ区スナヤンのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で開幕した。28日まで。国内外の全1421ブースが出展、多種多様な手工芸品を紹介する。
 21回目となることしのテーマは「ジャカルタ楽しい多文化多様性」で、ジャカルタ特別州を特集。全5日間の日程で、20万人の来場者、1490億ルピア分の取引を目指す。主催は手工芸品生産・輸出協会(ASEPHI)とイベント会社のメディアタマ・ビナクレアシ。
 テーマはジャカルタとなっているが、他地域の手工芸品も多く並ぶ。
 ことしは初めて海外の特別パビリオンとして、モロッコのコーナーを設置。モロッコ政府と協力し、肌の露出を控えた伝統衣装「ジェラバ」やアルガンオイル、織物などを展示する。
 開幕式に出席したジョコウィ大統領は、デジタル化によってインドネシアの手工芸品を海外へ販売することは容易になってきているとし「輸出は増加を続けている。国内の手工芸品が国際市場に浸透することを望む」と期待を語った。 

■日本の素材に注目

 モロッコのほか海外からは日本、ポーランド、パキスタン、香港がブースを出展。
 会場を歩いて回ったジョコウィ氏は、日本の旭化成独自の素材「ベンベルグ(繊維名キュプラ)」のブースにも立ち寄った。ベンベルグは、コットンの種の回りにあるうぶ毛で作られ、布にするとシルクのような肌触りや光沢を持つ。
 ジョコウィ氏は、シルクとの違いや価格などについて質問し、涼しいなど素材の特徴のほか、シルクの3分の1ほどの価格であることに関心を示していたという。また、イスラムでは男性のシルク着用がハラム(イスラムの教義に反する)とされるため、「(ベンベルグは)安心だ」などと述べたという。
 工業省は公式ウェブサイトで、ベンベルグについて紹介するなど注目度は高い。 
 旭化成の濱田幸治さんは「1年前のイナクラフトで大きくベンベルグを紹介して以来、大きな広がりを感じる」と話す。展示会場の中には、すでに同素材を使用した手工芸品もあった。(上村夏美)

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