ジョコウィ再選確実 大統領選挙 9㌽差でリード

 史上初の同時開催となった大統領選挙・総選挙は17日投開票され、大多数の民間調査会社の開票速報で、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領(57)が再選を確実にした。前回の2014年に続き、2度目の一騎打ちに臨んだ最大野党グリンドラ党のプラボウォ・スビアント党首(67)を約9ポイント引き離し、前回の6・3ポイントより差を広げそうだ。 
 ジョコウィ氏は17日午後4時半ごろ、中央ジャカルタのジャカルタシアターで、政党連合の党首たちと記者会見を開き、満面の笑みを見せた。総選挙委員会(KPU)は22日までに公式集計を終える予定のため、勝利宣言については「公式結果を待ちたい」と話した。
 劣勢が伝えられたプラボウォ氏は、自宅の会見で「平静を保ち、公式結果を待ってほしい」と支持者に呼びかけた。ジョコウィ氏の所属政党・闘争民主党(PDIP)のメガワティ党首は、プラボウォ氏の談話に「友人として謝意を伝えたい」と応じた。
 民間調査会社インド・バロメーターの開票速報(午後7時)によると、ジョコウィ氏は、地元の中部ジャワ州で78%(前回の公式集計66%)と圧勝、東ジャワ州でも69%(同53%)に達し、計4千万人を超える有権者を擁する両州で大きく票を伸ばす勢いだ。
 「反イスラム」「共産主義者」といった誹謗(ひぼう)中傷に対抗するため、ジョコウィ氏の副大統領候補に起用されたマアルフ・アミン氏が総裁を務めた国内最大のイスラム団体ナフダトゥール・ウラマ(NU)の地盤で圧勝する見通しとなった。
 だが国内最大の有権者を抱え、前回20ポイントの差を付けてプラボウォ氏が圧勝した西ジャワ州では、プラボウォ氏が61%に達し、ジョコウィ氏との差を22ポイントまで広げてリード。ジャカルタ特別州でもプラボウォ氏が47%(同46%)と差を縮めそうだ。マアルフ氏の地元バンテン州ではジョコウィ氏が44%(同42%)と微増した。
 同時に投開票された総選挙では、国会議員選挙で闘争民主が19%(同18%)に達する見通し。グリンドラ12%(同11%)がゴルカル11%(同14%)を追い越して第2党に躍り出る勢い。イスラム保守の野党・福祉正義(PKS)は8%(同6%)、ナスデムも9%(同6%)とそれぞれ票を伸ばす一方で、ユドヨノ前大統領の民主が7%(同10%)と失速して第4党から第7党前後へ転落。内紛激化が表面化したウィラント政治・法務・治安調整相のハヌラは1%(同5%)にとどまり、議席は確保できなくなりそうだ。(蓜島克彦、写真も)

ジョコ・ウィドド
 中部ジャワ州ソロ市出身。ジョクジャカルタのガジャマダ大学(UGM)林業学部卒。家具輸出業を経て2005年ソロ市長選で初当選。10年再選後、任期途中の12年にジャカルタ特別州知事就任。14年第7代大統領就任。現場主義、庶民派。インフラ開発促進から2期目は人材育成を公約に掲げる。57歳。

マアルフ・アミン
 バンテン州タンゲラン市出身。イブヌ・カルドゥン大学卒。ジャカルタ特別州議会議員、国民協議会議員、国会議員などを経て、07~09年、10~14年大統領諮問会議委員。15年イスラム学者会議(MUI)議長。国内最大のイスラム団体ナフダトゥール・ウラマ(NU)の前総裁。76歳。

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