これから一緒に遊ぼうね 75人が仲間入り JJS幼稚部入園・進級式
バンテン州南タンゲラン市にあるジャカルタ日本人学校(JJS)幼稚部(吉野恵理子園長)は11日、入園・進級式を開いた。年少組園児64人、年長組園児11人が新たに仲間入りし、進級園児を含む総勢156人が新たなスタートを切った。
吉野園長は式典で「頭でよく考えて、目でよく見て耳でよく聞く。口でよく食べたりお話をたくさんして。そして、体をよく動かして、心で感じてね」などと語り掛けた。最後には、登園することの楽しさを伝える紙芝居を披露し、園児たちを笑顔にした。
来賓の在インドネシア日本大使館の安東義雄総括公使は「元気いっぱいに幼稚園で走り回ってたくさんお友だちを作って、みんなで楽しい時間を過ごして」などと話した。
担任の先生や学校で働く職員たちの自己紹介は、それぞれ踊りや一輪車などを披露しながら行い、会場を盛り上げた。
進級した年長組園児たちは、新入園児に歓迎の歌を歌い「幼稚園は楽しいよ。これから一緒に遊ぼうね」などと声を掛けた。
くま組の川村梨紗ちゃん(4)は式後、「これから楽しみ」と、笑顔を見せた。母親の智子さんは「姉もここに通っていたので、憧れの場所にやっと来られたという感じなのだと思う。みんなと仲良く、楽しんでもらえれば」と話した。
うさぎ組の石川昇ちゃん(4)は「楽しかった」と振り返り、すでにできた友だちと仲良く話したという。母親の慶子さんは「ここではとにかくのびのび自由に遊びを中心に学んでほしい」と期待を込め、父親の丈史さんは友だちと接している我が子の姿を見て「成長を感じた」と頬をゆるめた。(上村夏美、写真も)