シャープ進出50周年へ 売り上げ目標 20年度に11兆ルピア

 シャープ・エレクトロニクス・インドネシア(SEID)は10日、中央ジャカルタで会見を開き、進出50周年となる2020年度(同年4月~21年3月)に、売り上げで15年度比の2倍となる11兆ルピアを目指すと明らかにした。ことしはムスリム向け家電を販売していく戦略を維持しつつ、新商品を投入していく。
 同社は昨年、冷蔵庫の生産過程や材質でイスラム学者会議(MUI)からのハラル認証取得を発表、ヒジャブ(スカーフ)を洗濯時の損傷から保護する洗濯機「ヒジャブ・シリーズ」やムスリム向けに礼拝時刻に合わせてアザーン(礼拝の呼びかけ)を流す液晶テレビ「AzanTV」も販売し、ムスリムに訴求してきた。
 大山貞会長は「(ムスリム向け商品の投入で)冷蔵庫の販売が20%増になるなど、好評を得ている」と手応えを語る。AzanTVは国内全体では他商品に比べ普及が遅れている一方、北スラウェシ州マナドなどキリスト教徒が多く、アザーンを流すモスクや礼拝所が少ない地域のムスリムから支持を受けているという。
 国内市場については、「2012~13年ごろに比べ、(家電の)消費は落ち着いている」とする一方、「国内の普及率は冷蔵庫で45%、エアコンで20%ほど。まだまだ余地がある」と期待した。国内で生産するムスリム向けの商品のイスラム諸国への輸出も強化していく。
 またことしから、現状のラインナップにはない「新カテゴリ」の商品を発売し、売り上げ増を目指すという。
 会見には橋本仁宏・常務執行役員(社長室長兼アセアン代表)も出席し、「インドネシアは他の東南アジア各国に比べ、売り上げが突出している。『最も重要な国』」と期待感を示した。
 シャープは1970年にSEIDの前身となるヤソンタと提携を結び、71年に白黒テレビの生産を開始した。同社の発表資料によると、冷蔵庫、LEDテレビ、エアコン、洗濯機で国内トップの市場シェアを持っている。(大野航太郎、写真も)

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