インスタで人気、ヒジャバー 宗教の枠超えアレンジ 日本で活躍、アウファさん

 ヒジャブのファッションをネット上で強力に発信するインフルエンサー「ヒジャバ―」として、日本で活躍する女性がいる。インドネシア人のラハマリア・アウファ・ヤジッドさん(24)だ。アウファさんは「ヒジャブは宗教の枠にとらわれない」と話し、和風や西洋の服装、カジュアルな服装にまで、ヒジャブを溶け込ませる。

 アウファさんのインスタグラムのフォロワーは4万人超。ネットにとどまらず、ヒジャブコーディネートの講座に呼ばれたり、個展を開いたり、インドネシアでも講師を務めたりしたことがある。
 アウファさんは、インドネシア人の両親の間に日本で生まれ、育った。大学入学を機にヒジャブをつけ始めた。約2年後、デザイナーの「HANA TAJIMA」(後にユニクロとコラボしてヒジャブを発売)の存在を知る。普段着とヒジャブを合わせた姿に感銘を受け、アレンジを楽しむようになった。
 アウファさんの数々の作品の中でも注目は、江戸時代の女性が身に着けたとされる「御高祖頭巾(おこそずきん)」風の巻き方。アウファさんは、知人から御高祖頭巾のことを教わり、ヒジャブに似た姿に驚いた。さらに調べると、西洋にもスカーフを頭に巻くスタイルがあり、「ヒジャブは宗教の枠にとらわれない」と感じるようになった。
 手持ちのヒジャブは100枚。ジャカルタ特別州の問屋街「タナアバン」やモール「タムリンシティー」などで調達している。インスタグラムは「美術館を訪れるように見てほしい」と1枚の投稿に1~2時間かけ、300枚を撮影、1枚を厳選している。
 インドネシアでヒジャブファッションは、「パステルヒジャバ―」や「スポーツヒジャバー」など、得意分野ごとに呼び名があるほど、人気を集めている。アウファさんのインスタグラムのフォロワーも半数をインドネシア人が占める。
 アウファさんは「東京らしいヒジャブ、着物や西洋の服装とのアレンジ、アートのような抽象的な表現、いろいろなものに挑戦したい」と分野にとらわれないコーディネートを目指す。
 今は国内外で活躍するようになったアウファさん。ヒジャブをつけ始めたときは、「まわりにびっくりされないか、友達が離れてないか」と心配していた。5歳年上の姉はバイト先の面接で苦労したり、「ヒジャブを外して」と平気で言われたりしていたからだ。
 アウファさんは、ヒジャブのアレンジを楽しめるようになり、信仰により前向きになったという。「いろいろな人が触れやすいファッションで、イスラムのことを知ってほしい」と話している。 (木許はるみ)

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