「すっぴん」でもきれいに 中間層に「専科」ブランド 資生堂

 資生堂コスメティクス・インドネシアは26日、スキンケア商品ブランド「専科」のブランドアンバサダーに、日系インドネシア人女優のユキ・カトウさんを起用したと発表した。化粧をしていない「すっぴん」の肌の美しさにこだわるブランドイメージを強調し、国内のスキンケア市場を開拓する。
 国内のスキンケア市場は未発展な一方、人口規模から今後の成長を見込んでいる。2017年に、専科ブランドの国内展開を開始した。絹巻淳社長は「(同ブランドの商品が)日本旅行の土産として購入されるため、すでに一定の認知がある」と指摘。高品質な日本製品のイメージを好材料に、ことしは前年比3倍の販売数を目指す。
 資生堂は高級化粧品のグローバルブランドとして世界各地に展開しているが、専科は中間層に訴求するため、あえて資生堂ブランドの露出を控えているという。洗顔料は20~30代の女性をターゲットに、5万ルピア超の中間層が手の届く価格帯で販売している。
 ユキ・カトウさんは日本人の父親を持ち、多数のインドネシアの映画やドラマに出演している。26日に中央ジャカルタで開かれた会見では、「ナチュラルで健康的な美しさを、インドネシアの女性と共有していきたい」と意気込んだ。(大野航太郎、写真も)

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