日本のニンジン発売 JICA支援、イオンで

 国際協力機構(JICA)の支援を受け、西ジャワ州バンドンの農家が栽培した日本品種のニンジン「新黒田五寸人参」の発売が23日、バンテン州南タンゲラン市のイオンモールBSDシティ内スーパーで発表された。週に1度、500キロほどを仕入れ、1年契約で販売される。
 新黒田五寸人参はインドネシアの他品種に比べ、渋みが少なく甘いのが特徴。β(ベータ)カロテンとビタミンCが多く含まれている。バンドンでは2017年4月から試験栽培が開始され、約2年をかけての発売となった。
 価格は400グラム入り1万4800ルピアと、800グラム2万5800ルピア。袋詰めで販売されている。
 販売は、JICAとインドネシア農業省が、16年に西ジャワ州で始めた、ジャカルタ特別州への産地直送野菜の流通システム確立を目指す事業の一環。
 西ジャワ州各地で別の品種の野菜の栽培も進めており、西村勉・チームリーダーは「エリアにあった野菜を栽培し、生産体制を整えていきたい」と話した。現在は日本品種のトマト、ミズナ、ナスが農業省の審査を受けており、生産を進めていくという。(大野航太郎、写真も)



 

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