観光外貨収入176億ドル 観光省 年間目標を発表

 観光省は18日、ことしの観光による外貨収入目標を176億ドルに設定したと発表した。訪問客数は1700万人を想定している。ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は、19年までに観光客数を2千万人まで伸ばすことを目標としてきたが、現実的には困難で軌道修正する。バリ島に訪イ客が集中している状況下、政府は有力な観光地開発を引き続き進めていく。
 アリフ・ヤフヤ観光相は同日、国会で「18年の観光客数は1560万人で、外貨収入は161億ドルだった」と述べ、ことし約1割増を目指す考えを明らかにした。
 観光分野は経常収支好転のために成長が望まれる分野で、政府は中央銀行と足並みをそろえて発展させていく姿勢を見せる。
 具体的にはインフラプロジェクトを加速させ、観光地周辺の開発を進める▽観光客の買い物促進のための現金自動預払機(ATM)整備や、電子取引の進歩に向けて努力▽観光開発への投資を促進する制度策定、観光業の人的資源の質を向上させる取り組みを進める――といったプロジェクトを進めるべく、共同事務局を設立する。
 18年はバリ島アグン山噴火や西ヌサトゥンガラ州ロンボク島地震などの影響を受けて、中国を中心とした観光客が一時期減少した中で政府内にも危機感があり、「バリ島以外の観光地をどれだけ作れるかが勝負になる」(経済調整省幹部)という意見が根強い。(平野慧)

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