3人が新たな一歩へ 笑顔で思い出語り合い SJS卒業式

 東ジャワ州スラバヤ市のスラバヤ日本人学校(SJS、德長邦彦校長)は13日、小学部・中学部の卒業式と修了式、離任式を開いた。計3人が卒業を迎え、共に勉強した友人や教師、職員との思い出を笑顔で振り返りながら、新たな一歩を踏み出した。

 中学部3年の根本夏妃さんと小学部6年の木谷優乃さん、熊谷和真さんが卒業する。根本さんは高校に進学、木谷さんと熊谷さんはSJS中学部に進学する。
 德長校長は祝辞で「人のすべてが平等に持てる物、それは時間です。自分の夢をつかむために使ってください。小さな目標を達成し続けることで大きな夢に近づく」と激励した。
 在校生は送辞で根本さんについて「運動会では全校生徒に指示を出しながら、演技をより良いものにしようとしていた」と思い出を振り返りつつ、日頃の温かい気遣いについて感謝の言葉をかけた。
 根本さんは運動会や、皆で濡れながら一匹の魚を捕まえようと頑張った自然教室などの思い出を懐かしんだ。「(生徒会長を務め)SJS全体のリーダーとなった初めは不安だったけど、皆で協力して国際文化交流会などを楽しめた」と語り、「(学校の皆を)家族のように思っています」と締めくくった。
 式には在スラバヤ日本総領事館の谷昌紀総領事や、東ジャワ・ジャパンクラブ(EJJC)の佐藤秀哉会長も出席した。
 離任式では帰国する教員の安達尚宏さん、八木佳子さん、橋本嘉子さん、杉浦弘幸さんの4人が3年間を振り返り、惜別の言葉を述べた。生徒や保護者からお別れのメッセージや記念品を贈られ、日本での活躍を祈念された。幼稚部教諭の浦川歩さんと合わせて5人が離任する。
 今年度のSJSの行事は終わり、入学式は4月15日を予定している。(平野慧、写真も)

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