薄型生理用品の販売強化 上昇志向の女性を応援 ユニチャーム・インドネシア
ユニチャーム・インドネシア社は十七日、中央ジャカルタのホテル・ケンピンスキーで、薄型生理用ナプキン「チャーム・ボディフィット・スリム」を広め、女性の自己実現を応援するキャンペーン「シャイン・ウィズ・パッション」の説明会を行った。
ユニチャーム・インドネシア社は、一九九八年に生理用ナプキンの販売を開始。今年一月に調査会社ACニールセンが行った調査によると、ユニチャームは生理用品市場のシェア約四割を獲得し、業界首位を誇っている。
インドネシアではこれまで、もれへの不安から厚い生理用品が好まれる傾向だったが、近年、若い世代を中心に、服装への影響が小さく、着用感を感じにくい薄型生理用品の需要が高まってきた。厚いタイプを好む層にも、薄型タイプはもれやずれの心配がなく、着用感が少ないため普段通りの生活ができることをさらにアピールしていく。五月からは、「スリム」のテレビCMが全国に放映される。
ユニチャーム・インドネシア社の宮林吉広社長は、「経済成長を遂げ、女性の社会進出が進むインドネシアで、『自分のポテンシャルを最大限生かして夢を叶えたい』という上昇志向の女性が増えている。そんな女性たちが生理にとらわれず自分の才能を発揮できるよう応援したい」と述べ、そのために今後日本の最新商品をにインドネシアに届けたいとの意気込みを示した。
キャンペーンは二十一日のインドネシアの女性解放運動の先駆者であるカルティニの生誕を祝う「カルティニの日」に合わせて企画されたもの。十八歳から二十七歳の女性が対象。応募者は海外留学や旅行など、自分の実現したい「プロジェクト」をキャンペーンウェブサイト(http://shinewithpassion.com)に登録する。一般の支持を獲得し、審査員に評価された応募者は、プロジェクト実現資金として最大一億ルピアを得ることができる。