マンガライ駅停車へ 空港鉄道 乗車率60%目指す
運輸省は4日、首都圏とスカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン市)を結ぶ空港鉄道を、首都圏専用電車(KRL、コミューター)の南ジャカルタ・マンガライ駅に近く停車させると発表した。
2017年12月の開通以来、平均乗車率は半数以下にとどまっていたが、西ジャワ州ブカシやボゴールなど首都圏のハブ駅となっているマンガライ駅と接続することで、「乗車率が60%になることを期待する」(ブディ・カルヤ・スマディ運輸相)としている。
3月中のマンガライ駅停車開始を目指すが、空港鉄道を運営するレイリンク広報のディア・スルヤンダリ氏によると、具体的な日付や運行時間などは未定。
空港鉄道は、バンテン州タンゲラン市のバトゥチェペル駅まで、既存の首都圏専用電車(KRL、コミューター)と線路を共有しており、現在の停車駅はブカシ駅(ブカシ市)、BNIシティ駅(中央ジャカルタ区)、ドゥリ駅(西ジャカルタ区)、バトゥチェペル駅(タンゲラン市)、空港駅となっている。
空港鉄道の開通でKRLの本数が減らされ、ドゥリ駅では乗客がホームにあふれるなど一時混乱が生じた。同駅は空港鉄道の通過駅だったが、昨年末から利用できるようになった。(上村夏美)