総合エネルギー事業視野に 大阪ガス現法設立式典

 大阪ガスは21日、中央ジャカルタのアヤナ・ミッドプラザ・ジャカルタホテルで、現地法人大阪ガス・インドネシア設立記念式典を開いた。環境対応進展が見込まれるインドネシアで、重油などから天然ガスへの転換を促進する。産業発展が続く中で、需要を取り込む。液化天然ガス(LNG)基地や発電といった事業への参画など、上流から下流までをカバーする総合的なエネルギーインフラ事業も視野に入れる。
 現法の設立は昨年8月付け。天然ガス販売事業は、ガスラインの新設が進む東・中部ジャワ州などを中心に展開を進める。
 式典には産業用ガス販売などの共同マーケティング契約を結ぶ、国営石油ガス・プルタミナグループのガス販売業プルタガス・ニアガ社や、取引先などから約150人が来場した。
 大阪ガスはインドネシアで、10年後をめどに年間100億円規模の売り上げを目指す。国内のガス業界では、国営ガス大手プルサハン・ガス・ネガラ(PGN)と、プルタミナグループのガス事業会社の再編が進む。プルタミナグループの事業基盤の強化は、パートナーの大阪ガスにとっても追い風になりそうだ。
 ガスタービンや発電機などの設備導入を進め、コージェネレーション(熱電併給)システム普及も進める。
 インドネシアでは2016年に駐在員事務所を設置。東南アジアではシンガポール、タイに続いて3カ国目の拠点となる。(平野慧、写真も)




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