独立100周年へ 戦略的パートナー 石井大使が講演 外国特派員協会

 ジャカルタ外国特派員協会(JFCC)は6日、中央ジャカルタのアヤナ・ミッドプラザ・ジャカルタホテルで、石井正文駐インドネシア日本大使を講師に招き、ことし初となる講演会を開いた。
 石井大使は、ジャカルタの大量高速鉄道(MRT)や西ジャワ州スバン県のパティンバン港など日本が支援するインフラプロジェクトについて説明。今後予想されるインドネシアの経済成長などについて話し、「インドネシアは今後さらに日本にとって重要なパートナーとなる」と述べた。
 さらに、インドネシアの国内総生産(GDP)は2045年ごろまでに世界で5位や4位に上る可能性があり、将来的にさらに力をつけると指摘。国内に進出している日系企業は約1900で、過去15年間で最も大きい投資パートナーの一つであるとともに、両国は同じシーレーン(海上交通路)を共有していることなどから重要な戦略的パートナーでもあるとした。
 日イ国交樹立60周年を迎えた18年には、インドネシア独立100周年となる45年に向けて、日イの有識者らが議論して政策提言「プロジェクト2045」をまとめるなどしており、今後もさらなる日イ関係を強化していくことを示した。(上村夏美、写真も)

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