ベビーシッターを逮捕 デポック市警 乳児死亡、虐待か

 西ジャワ州デポック市警は28日、市内で生後3カ月の乳児が変死しているのを発見した。死因は窒息死で、乳児の体と服にはあざや血痕があり、虐待で死亡したとみて、刑法の子どもの保護規定の違反容疑で、ベビーシッターのロムラ容疑者を逮捕した。地元メディアが報じた。
 乳児の両親はカリマンタン島に出稼ぎに出ており、父方の祖母の家で育てられていた。祖母にベビーシッターとして雇われたロムラ容疑者が、事件の4日前から乳児の世話をしていたという。
 市警によると、容疑者は28日、口にほ乳瓶を押し込むなどの暴行を加えてベットに放置、泣き声が聞こえなくなったため様子を見に行った際に死亡しているのに気がつき、医者を装って乳児の遺体と共にオンライン2輪配車サービスでジャカルタ特別州に向かおうとした。
 容疑者を乗せた運転手が、容疑者や乳児の様子を不審に思い、通報した。駆けつけた警察が乳児が死亡しているのを確認した。容疑者は罪状を認めている。(大野航太郎)

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