ガルーダ国内運送強化 EC拡大で地場と提携

 国営ガルーダ・インドネシア航空は26日、地場運送マイ・インド・エアラインと提携し、国内5島への貨物空輸事業を開始したと発表した。電子商取引(EC)市場の拡大を背景に国内流通網の強化を図る。地元メディアが報じた。
 5島はジャワ、スマトラ、スラウェシ、カリマンタンと、パプア州のあるニューギニア島。週4回運航する。機材はボーイング737—300Fで、最大貨物積載量は15トン。ことし第1四半期までに既存の同社運送部門と合わせ、取扱量100万トンを見込む。
 ガルーダのアリ・アスカラ社長は、「国内でECサイトを利用するバイヤーは、年末までに3550万人に達すると予測される。信頼できる国内流通網を整備し、事業者をサポートしていく」と説明。「バタムやジャヤプラ、ワメナとの流通網を強化し、将来的には中国や日本への一大輸出国にしていきたい」と話した。 (大野航太郎)






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