「私はたるんでる」職員500人にビブス着せる 西ジャワ州ブカシ市

 西ジャワ州ブカシ市のラフマット・エフェンディ市長は14日、市役所での朝礼で、職務規程を満たさなかった局長クラスを含む正職員と契約職員(TKK)に、「私はまだ規律がなっていません」などと書かれたビブス(ベスト型のゼッケン)を着せて出席させた。朝礼欠席に明確な理由書を提出しなかった職員らへの見せしめで、初の試み。コンパスコムによると、約500人にビブスが配られた。

 毎週月~木曜の朝礼を3回以上欠席したり、午前7時の開始時間に15分以上遅れたりした職員は黄緑色のビブスを着せられた。公共施設などについての地域の課題を聞き、市の政策を伝えるため、市内のモスクで朝の礼拝を共にする「スブ・クリリン」などの活動に参加しなかった職員は、「重大な規律違反をしました」と書かれたオレンジ色のビブスを着用させられた。いずれのベストも、トリ・アディアント副市長が一人一人に配布した。
 市によると、ビブス配布は、公務員の規律についての政令(10年53号)や勤務指導方法を規定した市長規定(18年72号)に基づく。
 ラフマット市長は「市役所で全ての働く人は、貢献を求められる。規律正しく、責任感のある職員になるよう指導することは首長の責務だ」と述べ、今回のようなショック療法が効果的との考えを示した。
 西ジャワ州主導のスブ・クリリンはこれまで主にラマダン(断食月)に開催していたが、ブカシ市ではことしから試験的に毎週日曜に開催している。(中島昭浩)

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