17日に第1回開催 テーマは法、人権、汚職、テロ 大統領選の討論会
4月17日投開票の大統領選に向けた第1回公開討論会が17日に行われる。現職のジョコ・ウィドド(ジョコウィ)大統領と野党候補のプラボウォ・スビアント氏、双方の副大統領候補が法、人権、汚職、テロについて舌戦を繰り広げる。地元メディアが報じた。
討論会は4月の選挙まで、1月17日、2月17日、3月17日、3月30日、4月13日の計5回を予定。
それぞれテーマを設け、専門家ら6人のパネリストから事前に送られた計約20の質問に答える方法と、両陣営が互いに質問を投げ合う方法で行われる。
第1回のパネリストには、汚職撲滅委員会(KPK)のアグス・ラハルジョ委員長、国家人権委員会のアフマド・タウファン・ダマニク委員長、バギル・マナン元最高裁判所長官、ヒクマハント・ジュワナ・インドネシア大学国際法学教授、女性法学者のビフィトリ・スサンティ氏、憲法学者のマルガリト・カミス氏の名前が挙がっている。
パネリストをめぐっては、プラボウォ陣営指名のバンバン・ウジョヤント元KPK副委員長と、ジョコウィ陣営指名の非政府組織(NGO)汚職監視団(ICW)のアドナン・トパン・フソド氏を双方が問題視。総選挙委員会(KPU)は、公正を期すため二人とも交代させると発表した。
第1回公開討論会は国営テレビ(TVRI)、国営ラジオ(RRI)、コンパスTV、RTVで放送される予定。(大野航太郎)