振動感じずスーイスイ MRT乗車体験

 3月開通を目指して最終調整が進むジャカルタの大量高速鉄道(MRT)にこのほど乗車した。大きな騒音や振動を感じることもなく、地上区間ではモールやオートバイ、乗用車などを眺めながら進む。中央ジャカルタから南ジャカルタまでの約16キロを、渋滞に巻き込まれることもなく、わずか30分間で移動した。

 午後3時30分、南北線第1工区の北端となる中央ジャカルタのホテル・インドネシア(HI)前ロータリー駅から出発。「ラタンガ」の愛称が付けられた青色の車内に初めて足を踏み入れた。記者が乗車した中間車両は1両54席で、うち12席は高齢者やけが人、妊婦などの優先座席だった。
 始発駅からわずか1分ほどで、次のドゥクアタス駅に到着。地上の渋滞を想像しながら、スムーズに走る地下鉄に乗っていると時間を得している感じがした。さらにスイスイとスディルマン通りの地下を進んでいく。
 全13駅ある南北線第1工区は、6駅が地下、7駅が地上に位置する。地下のスナヤン駅を通り過ぎて地上に出た時は、一緒に乗車していたインドネシア人記者や鉄道ブロガーから「わあ」と歓声が上がった。
 地上と地下で若干スピードは異なるが、ほぼ時速80キロで走行した。車窓から景色を楽しんでいると、乗り始めて14分がたった午後3時44分、ブロックM駅に到着した。すぐ横にはブロックМプラザがあり、少し先にはブロックМスクエアが見えた。その後、カンプン(下町)を高架下に眺めながらファトマワティ通りを南下する。
 ファトマワティ駅の手前で大きなカーブを曲がりながらシマトゥパン~カルティニ通りに入ると、あっという間に終着駅のルバックブルスに到着。午後4時、HI駅から30分だった。
 地元の女性記者は「シンガポールみたい」とびっくりした様子。鉄道ブロガーのエマヌエル・プラトモさん(43)は「国内のさまざまな鉄道に乗っているが、(MRTは)とにかくスムーズで速かった。駅構内の施設が充実し、開通すれば人々の生活を変えるだろう」と期待した。
 一般市民の試乗は2月から実施する予定。(上村夏美、写真も)

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