一般市民の試乗公募へ MRT 3駅の正式名称決定

 ジャカルタの大量高速鉄道(MRT)を運営する州営MRTジャカルタは27日、一般市民を対象にした試乗会の応募を2019年1月にも公式ウェブで開始すると発表した。運賃以外の収入源の一つとしてMRTジャカルタが行った駅名の命名権販売で3駅の正式名称が決定。3月の開通を前に市民への周知活動や準備が着々と進む。
 試乗会の実施人数や時間、手続きの手順などの詳細は1月に公式ウェブなどを通して発表される。応募の中からMRTジャカルタ側が選んだ人が試乗できるという。政府要人など関係者への試乗会はすでに実施している。
 またMRTジャカルタは同日、中央ジャカルタのドゥクアタス駅出入口付近に「ミニ情報センター」を開所した。駅名や車両の収容人数などを知ることができ、平日は午前8時~午後5時、日曜はカーフリーデーに合わせて営業し、市民への周知を図る。
 MRTの工事進ちょく率は98・10%(地上工区97・80%、地下工区98・41%)に達した。
 運賃は約2200ルピア(1駅移動)~約1万2800ルピア(全13駅移動)を予定している。駅名の命名権販売では、すでにドゥクアタス・BNI駅、スティアブディ・アストラ駅、イストラ・マンディリ駅の三つが決まった。初代大統領スカルノの第1夫人の名前から付けた「ファトマワティ駅」などは販売の対象外だという。
 また、朝や夕方の混雑が見込まれる時間帯には6両中1両を女性専用にすることを計画している。MRTジャカルタが実施したアンケートでは、女性約800人の64%が必要、36%が不必要と回答した。(上村夏美、写真も)

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