島民1600人自主避難 スンダ海峡の2島
ジャワ島とスマトラ島の間のスンダ海峡で22日に発生した津波を受け、スンダ海峡にある二つの離島の島民約1600人が26日までにスマトラ島などへ自主避難した。
二つの離島はランプン州南ランプン県に属するセベシ島とセブク島。セベシ島は噴火しているアナック・クラカタウ山に最も近い有人島で、同山から約15キロ北東に位置する。
南ランプン県災害対策局(BPBD)によれば、2島には計約2800人が暮らし、うち1616人がスマトラ島にある県内のテニス競技場などへ避難した。一方で避難勧告は出ておらず、島にとどまる人もいるという。
一方、国家防災庁(BNPB)は26日、津波による避難者が2万1991人に上ったと明らかにした。死者は430人、行方不明者は159人。被害が大きかったバンテン州パンデグラン県南部のスムール郡を中心に捜索活動を行っている。(木村綾)