防災システム 構築が完了 NEC

 NECは20日、2017年3月から実施していたインドネシアの広域防災システムの構築が完了したと発表した。システム導入には日本政府の防災・災害復興支援無償資金協力が活用されている。NECは10億円で受注していた。
 気象庁(BMKG)に19日、納入した。システムは国内の計93カ所に新設した地震計と加速度計から得られる震度や地震波形などの情報を、衛星通信を介してBMKG本部のサーバーにリアルタイムで集約する機能を持つ。
 地震活動の常時モニタリングを強化、震源解析やマグニチュード推定の精度向上に寄与し、地震観測データの把握と共有を実現する。
 データを分析し、地震メカニズムの解析や建物・橋など建造物の強度設計などに活かすこともできる。
 フォローアップとして、システムの有効活用に向けて、日本での防災システムの提供実績を元に、緊急地震速報システムや海底地震観測システムなども提案していく方針だ。
 同社は並行して震災が多い国への普及を進める。

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