訪日客数245万1000人 11月過去最高 JNTO
日本政府観光局(JNTO)は19日、11月の訪日外国人数(推計値)を発表、全体では前年同月比3・1%増の245万千人で、11月として過去最高を記録した。インドネシアからは前年同月比12・4%増の3万2100人で同じく過去最高、1~11月の累計では前年同期比14・3%増の34万2900人だった。
ジャカルタ事務所の天野泉所長によると、インドネシア人の渡航先としてはゴールデンルートのほか、白川郷のある岐阜県や長野県、新潟県など冬に魅力的な観光地が人気を博した。
ムハンマド生誕祭による祝日の移動などをプラス要因としてあげた一方、ルピア安とそれに伴う燃油費の高騰で上半期よりも伸び率が鈍化していると指摘した。
また、インドネシアの観光客は「1年~半年前から航空券を購入し、準備している」とし、「ルピア安の影響が強まる可能性がある年始にかけては注視しなければならない」と話した。(大野航太郎)