観客動員数1万5000人 「海を駆ける」来月公開へ 日本映画週間閉幕

 7日に開幕した日本映画週間が16日、閉幕した。期間中の観客動員数は約1万5千人だった。クロージングの「海を駆ける」上映後は、深田晃司監督と出演したディーン・フジオカさんと太賀さん、アディパティ・ドルケンさん、スカル・サリさんらが登壇し、2019年1月に国内配給される予定と発表された。
 この日一番のサプライズはディーン・フジオカさんらキャストの登場。真っ白のダブルスーツに身を包んですらっと歩くディーンさんに、日イの観客はそろって黄色い声を上げた。
 トークショーの最後、たびたび音声が途切れるハプニングがあったマイクを離し、地声で話し始めたディーンさん。「日イの俳優、製作チームと作り上げたこの映画に出演できたことに感謝し、とてもうれしく思う。日イの共同製作がさらに活発になっていくように、この映画を広めてほしい」と英語で協力を呼びかけ、最後は「サヤ・チンタ・インドネシア(インドネシアを愛しています)」と伝え、会場を盛り上げた。
 日イ国交樹立60周年のことしは国際交流基金と文化庁が共催し、新旧36本が上映された。
 文化庁の戸田桂芸術文化調査官(映画・映像担当)は「素直な反応で楽しんでいた。他作品も持ってきて紹介したいなという気持ちになった。今後、配給にもつなげていけたら」と好感触を得た。
 期間中に映画を5本鑑賞したファストフードチェーン経営会社勤務のサトリヨ・ブディさん(30)は「『SUNNY』が一番良かった。劇中に『そばかす』などのアニメ曲や久保田利伸などの楽曲が流れ、90年代後半にこれらの楽曲がインドネシアに入ってきた時の盛り上がりを思い出した」と話し、19年開催に期待した。(中島昭浩、写真も)

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