川を漂う生活ごみ ポイ捨てなくならず 北ジャカルタ区プンジャリンガン

 北ジャカルタ区ジャカルタ漁港にほど近いプンジャリンガンの、ゲンドン川を漂うごみが問題となっている。その多くはペットボトルや食品包装などの生活ごみ。地元の隣組(RT)の呼び掛けに反して川にごみを投棄する習慣が根付いており、州清掃部隊は「いくら取ってもごみがなくならない」と頭を抱える。

 ゲンドン川に隣接する第17町内会(RW)・第19隣組(RT)長のタルソさん(53)によれば、同隣組に住む800世帯の約2割の家が川の上に建っている。その家の下や、家と家の間にもごみが詰まり、悪臭を放っていた。
 「川は腰ぐらいまでの深さだけど、底までごみが詰まっている箇所もあるんだ」。作業に当たっていた州の清掃職員スガンディさん(28)が話す。
 ペットボトルにビニール袋、食べ終わった即席麺のカップ、洗剤が入っていた容器……。網を手に、川に浮いたごみをすくってかごに入れていく。午前7時から午後4時まで働き、かご10~12個分のごみが集まるという。約1・8キロにわるこの川ではスガンディさんを含む14人が7カ所で毎日清掃に当たっている。
 別の場所では何年分ものごみが数メートル堆積し「ごみの土手」ができていた。清掃職員のスギアルトさん(58)は「中までぎっしりごみが詰まっているから取り除いても切りがない」と、表面に草を植えていた。
 「まだまだ川にごみを捨てる人が多い」とタルソさん。第19隣組では一度は、収集員が手押し車で各家庭を回ってごみを集める試みを行ったが、結局、川へのポイ捨ては減らず、収集員を雇うのを止めてしまったという。そのため9月ごろから7カ所にごみの集積場を設け、住民に自主的にごみを集積場に運ぶよう促している。
 この地区で生まれ育ったスラマット・リヤディさん(39)は「子どものころは川でよく水浴びしていた」と振り返る。「それがいつからか汚くなり、もう20年くらいは汚いままだ」と嘆いた。(木村綾、写真も)

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