MRT終着駅に移転案 第2工区北端土地収用難航 BMW競技場予定地へ

 アニス・バスウェダン・ジャカルタ特別州知事はこのほど、大量高速鉄道(MRT)南北線第2工区北端の終着駅(車両基地)建設予定地を、北ジャカルタ区カンプン・バンダンから約4キロ東にある同区BMW競技場公園予定地に移転することを提案した。車両基地の土地収用が難航し、近くの代替地を利用したい考え。
 MRTを運営する州営MRTジャカルタのウィリアム・サバンダル社長は、じゃかるた新聞の取材に対し、「11月にアニス氏から車両基地(終着駅)をBMW競技場にする提案があった。カンプン・バンダンでの土地収用がうまく進まないことが原因」と説明、だが「現在協議中で、まだ何も決定していない」と話した。
 地元メディアによると、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領やブディ・カルヤ・スマディ運輸相らが11月、南ジャカルタ区ルバックブルスの車両基地を視察した際、第2工区北端の車両基地の土地収用が難航していることに言及。マンガドゥアやアンチョールに隣接する建設予定地を変更し、近くの代替地を探すことになり、州運輸局が調査を進めている段階とみられる。
 BMW競技場公園予定地は、タンジュンプリオク港近くにある約86ヘクタールの州政府保有地。アニス知事はこのうち10ヘクタールほどの土地に、5万人収用可能な「ジャカルタ国際競技場(仮称)」を建設する計画を進めているが、現在は空き地になっている。
 アニス知事の提案について、国際協力機構(JICA)は「現段階でBMW競技場への変更は確定している話ではない」としている。
 日本政府はことし10月、第2工区(約8キロ)建設に向け、インドネシア政府に対して総額700億2100万円を限度とする円借款供与を発表。ホテル・インドネシア(HI)前ロータリー(中央ジャカルタ)~カンプン・バンダン(北ジャカルタ・マンガドゥア)間の区間が決まっている。入札を経た本格的着工は2020年ごろで、25年の完工を見込む。
 また第3工区には、特別州内を東西に走る東西線の建設を計画しており、日本はすでに基本設計費用を円借款で供与している。(上村夏美)

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