呉竹荘がクマンに 地元需要対応のホテル

 ホテル事業を展開する呉竹荘(本社・浜松市中区)は1日、南ジャカルタ区クマンの「ホテル呉竹荘クマンジャカルタ」営業開始を発表した。西ジャワ州ブカシ県デルタマスの「呉竹荘サンクレスト・レジデンス・デルタマス」に続き、国内2件目の物件となる。
 デルタマスでは利用客の大半が日系企業関係者だが、クマンでは7割がインドネシア人を中心とする層が占めると見込んでいる。
 1泊1人76万~95万ルピア程度。客室は108部屋で2019年4月までに稼働率を7割以上まで引き上げていく方針だ。大浴場を備え、畳敷きの部屋を選択することもできる。
 クマンの事業は不動産などの事業を手がけるタサニグループとの業務提携で実現した。呉竹荘の山下貴史・グローバル事業部取締役は「海外展開では、地元の人たちとの協力体制が重要。要望を取り入れながら事業展開していく」と国内市場への意欲を語った。
 呉竹荘は静岡県、愛知県内を中心に展開、国内に進出している二輪、四輪関係の企業とのつながりも深い。韓国やベトナムでも事業を展開しており、19年にはタイでもホテルをオープンさせる。(平野慧、写真も)

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