中部・東ジャワ州接続 スラゲン~ンガウィ開通 ジャワ島横断高速道
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は28日、ジャワ島横断高速道路(トール・トランス・ジャワ)の一部となる中部ジャワ州スラゲン県~東ジャワ州ンガウィ県間の開通式を行った。中部ジャワ州と東ジャワ州がつながり、西端のメラック(バンテン州)からスラバヤ市(東ジャワ州)までの全870キロが接続されるまで、残り180キロとなった。
大統領は式典で「ことし12月までにジャカルタからスラバヤまでがつながることになる」とあらためて強調し、政権の目玉事業の一つである同高速道の建設が順調に進んでいることをアピールした。
開通したスラゲン~ンガウィ間は51キロで、ソロ~ンガウィ高速(全長90キロ)の第3区間。すでに第1区間(4キロ)はことし3月、第2区間(35キロ)も同1月に開通しており、これまで幹線道路で3時間かかっていた所要時間が1時間半に短縮される。同高速(全3区間)の料金は7万5千ルピア。12月6日から徴収する予定。
ジャワ島横断高速道路は西端のメラックから東端のバニュワンギ県(東ジャワ州)まで全長約1150キロ。19年内に完成させる計画だ。
メラックからスラバヤまでで、年内の開通を目指し建設が進むのは、中部ジャワ州プマラン~バタン(33キロ)、バタン~スマラン(75キロ)、サラティガ~ソロ(33キロ)、東ジャワ州ウィランガン~同州クルトソノ(39キロ)。(上村夏美)