JCM利用を促進 東京センチュリー 川重冷熱の冷凍機導入

 大手金融・サービス業の東京センチュリーはこのほど、日本の環境省が推進する「二国間クレジット制度(JCM)」に採択された、現地化学メーカーに吸収式冷凍機を導入するプロジェクト稼働に際し、インドネシア政府関係者向けに説明会を開いた。積極的に日本企業の海外展開促進を支援している。
 10月末に稼働したプロジェクトでは地場化学メーカー、ティムラヤ・トゥンガルの工場に川重冷熱工業製の吸収式冷凍機を導入、廃蒸気を有効活用し、温室効果ガス削減を図る。JCMにリースを組み込んだ初のプロジェクトで、東京センチュリーは現地法人センチュリー東京・リーシングインドネシアからのリースを提供する。
 JCMは日本が持つ低酸素技術や製品を途上国に提供することで、途上国の温室効果ガス削減に寄与。削減された産出量の一部を、日本の排出削減量として計上することを目指す制度。
 東京センチュリーは金融会社で初めてJCM代表事業者となり、既に4件のプロジェクトを採択。東京センチュリー現地法人からのファイナンスを提供し、顧客の初期投資負担を軽減するスキームを推進している。フィリピンやタイでも案件採択を目指す。
 日本政府は2013年にJCM制度を開始。採択された設備補助事業122件のうち、インドネシアは最多の29件を占める。(平野慧)

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