日系企業へ人材育成 BASE デルタマスで講演

 インドネシアに進出した日系企業向けの勉強会「インドネシア産業・経済セミナー」(主催・メイバンク・インドネシア、大垣共立銀行、信金中央金庫、浜松信用金庫、横浜銀行)が21日、西ジャワ州ブカシ県の複合開発地域デルタマスにあるサクラ・パークホテル&レジデンスで開かれた。
 日系企業に向けたインドネシア人材の育成を行うビヌス・麻生・スクール・オブ・エンジニアリング(BASE)の伊藤宏一・副マネージングディレクターが講演し、日系企業関係者約100人が集まった。
 BASEは九州最大級の総合専門学校・麻生塾と西ジャカルタのビナ・ヌサンタラ(ビヌス)大学が出資し、2014年8月に開講。バンテン州南タンゲラン市スルポンなどに七つのキャンパスを持ち、現在240人が在学している。
 自動車や機械工学系のオートモーティブ&ロボティクス・エンジニアリング学科、商品開発などを行うプロダクト・デザイン・エンジニアリング学科(各4年課程)を持ち、ダイハツやトヨタ、三菱自動車などと協力して日系企業で活躍できるインドネシア人の育成事業を行っている。
 伊藤さんは「こちらの業務を社長から部長までインドネシア人に任せたいという企業側の要望は高まっている」と指摘し、今後もインドネシア人の養成に関する需要は伸びていくと語った。
 今後は前期で84人だった新規入学者を100人以上に増やすことを目指し、広報などをより積極的に展開していくとした。
 インドネシアで事業を進めるにあたっては「日本人は押しが弱く、失敗に厳しすぎる」と指摘。「フライングギリギリでスタートを切るような感覚、スピード感が大切」と述べた。(大野航太郎、写真も)

経済 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly