ジャワ横断高速着々 東ブルブス~バタン間開通
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は9日、ジャワ島横断高速道路(トール・トランス・ジャワ)の一部となる中部ジャワ州ブルブス県東ブルブス~プマラン県~同州バタン県間の開通式を行った。インフラ建設を進めるジョコウィ政権の目玉事業の一つで、大統領は近くメラック(ジャワ島西端)から東ジャワ州スラバヤ市までつながると強調した。
開通した東ブルブス~プマラン間は、プジャガン~プマラン高速道(全長57・5キロ、建設費7兆6200億ルピア)の第3、4区間。第3区間は東ブルブス~トゥガル県で、10・4キロ、第4区間はトゥガル~プマランで26・9キロ。第1、2区間であるプジャガン~東ブルブスは2014年11月に建設を開始、16年6月に開通している。
プマラン~バタン間は全39・2キロで、建設費7兆5千億ルピア。
ジャワ島横断高速道路は現在、メラック~スラバヤ間では、640キロが開通している。東端のバニュワンギ県までは、19年内に完成させる計画だ。
大統領は「過去4年間で一つ一つが着実につながっている」と成果を強調、今後も建設を進め、サービスや商品の流通加速を期待した。
開所式にはリニ・スマルノ国営企業相、バスキ・ハディムルヨノ公共事業・国民住宅相なども出席した。(上村夏美)