5年間で輸出1.5倍へ スズキ 世界拠点の3本柱に

 スズキ・インドモービル・モーター(SIM)は22日、西ジャワ州ブカシ県デルタマスにあるチカラン工場で、小型多目的車(MPV)「新型エルティガ」とスクータータイプの二輪車「ネックス2」の輸出出荷式典を開いた。インドネシアを日本、インドと並ぶ生産・輸出拠点の3本柱の一つと位置付け、2017年の輸出総額7兆8千憶ルピアを22年までの5年間で1・5倍の11兆3千億ルピアまで伸ばす計画を掲げる。
 2018年度の目標は、新型エルティガ1万2千台、ネックス2が1万8660台。新型エルティガは9月からメキシコやフィリピンに輸出開始、今後も中南米やアジア諸国など22カ国に輸出する。ネックス2は8月よりフィリピンに輸出を始め、今後カンボジアにも拡大していく。
 スズキは1993年、四輪車の輸出を始め、25年間の累計輸出台数は47万8351台(2018年9月末)。12年に開始した二輪車の輸出は同69万9481台(同)。SIMの板山誠次社長は出荷式典のあいさつで「17年の輸出総額が7兆8千憶ルピアで、総売り上げの33%。22年までの5年間で11兆3千億ルピアまで伸ばす計画。そのための人材と設備の投資を促進していく」と語った。
 来イしたスズキの鈴木俊宏社長は、インドネシアを日本、インドと並ぶ生産、輸出拠点の3本柱の一つと位置付けるとして、「インドの工場生産がタイトな中、最適な国際分業体制を築く上で、東南アジア諸国連合(ASEAN)を攻めるためには、重要性な役割を果たすだろう」と語った。また、拡大する国内市場に期待を示し、まずは四輪の国内販売シェア15%を目指したいとした。
 スズキは1971年インドネシアで二輪車の生産を開始、現在、東ジャカルタ区チャクンと西ジャワ州ブカシ県タンブンの工場で生産し、累計生産台数は1100万台。四輪車も76年に生産を始め、2015年に10億ドルを投資し敷地面積130万平方メートルのチカラン工場を建設、累計生産台数は250万台に達する。
 式典にはアイルランガ・ハルタルト工業相や石井正文駐インドネシア日本大使らが出席。アイルランガ工業相は「投資と輸出がインドネシアの経済成長の鍵」として、同社の人材と設備への投資と輸出拡大に感謝するとともに、同工場がアジアのマザー工場になることへの期待を示した。(太田勉、写真も)

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