家具大手イトーキ 現法設立で市場浸透 病院・学校・オフィス

 オフィス家具大手のイトーキは17日、中央ジャカルタのホテル・ムリアで7月に営業開始した現地法人「イトーキソリューションズ・インドネシア」の開業式典を開いた。
 2011年に地場企業データスクリプ(DS)と代理店契約を結び、14年に駐在員事務所を設立、DSの事業をサポートする形でビジネスを展開してきた。DSを通して内装や設備関連事業などにも総合的に参画、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)事務所移設にも携わった。現法のオフィスは南ジャカルタ区メガクニンガンのサトリオタワーにあり、ショールームも併設している。
 2億6千万人を超える人口と経済発展が見込めるインドネシアで現法を設立することで、非日系企業の需要を掘り起こすなど、深く市場に入り込んでいくことを目指す。DSとの提携関係を維持しつつ、21年に5億円の売り上げ実現を目標とする。直近の不動産市況は万全ではないが、病院や学校、オフィス需要の将来性に期待している。
 イトーキブランドの家具の中には、業務委託により国内で一部組み立てている物もある。競争力向上の観点からその範囲をより広げていく考えだ。
 イトーキグループは海外事業を20年中期経営計画の一つの柱として位置づけている。16年にシンガポールの大手内装会社を買収するなど、積極的に事業展開を行っている。(平野慧、写真も)

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