ピースウィンズがパル入り 日本の救援NPO
災害や紛争の避難民支援などを行う日本の認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」のスタッフ2人が4日、スラウェシ島地震の被災状況調査のため、被災地パル市に入り、連携するインドネシアの救援団体ACTのポスコ(詰め所)で関係者との協議を行った。
ピースウィンズとしてはロンボク島地震に続く、インドネシアでの活動となる。調査は6日まで行い、今後の支援方針を決める。
現地入りしたピースウィンズの齋藤雅治さん(54)は「パル市北方のドンガラなど、震源地に近い地域の状況を調査したい。死者が数千人に上る可能性も想定し、衛生用品やブルーシートの配布などの支援方針を決めたい」と語り、安間叙通さん(28)は「ACTとはロンボク島支援のときから一緒に活動してきた」と述べ、地元ボランティアと連携して救援に当たる考えを示した。(米元文秋、写真も)