スマトラトラ死ぬ リアウ州 希少種、わなにかかり

 スマトラ島リアウ州の自然資源保全センター(BBKSDA)は27日、同州クアンタン・シンギンギ県のリンバンバリン野生動物保護区の緩衝地帯にイノシシ用のわなを仕掛け、絶滅危惧種のスマトラトラを死なせたとして、男1人の身柄を確保したと発表した。地元メディアが報じた。

 BBKSDAによると、25日午前10時半ごろ、同県に住む住民が「トラのうめき声がする」と森林警察とBBKSDAリアウ州支部に通報。職員らが捜索し、翌26日昼ごろ、わなのロープが腹のあたりに絡まり、山の斜面からぶら下がった状態で死んだトラが発見された。
 BBKSDAは、トラがロープを外そうと動き回った結果、ロープで内臓が締め付けられて死に至ったとみている。トラは3~4歳のメスで妊娠しており、あと10日ほどでオスとメスの2匹を出産するところだったという。
 事件を受けてBBKSDAは、わなを仕掛けないよう近隣住民に周知する方針。わなを仕掛けた男については、事情を聴いた後、警察に引き渡すという。
 世界自然保護基金(WWF)でトラの調査を行うスナルト氏はBBCインドネシアに、「パーム農園や製紙会社による森林伐採により、トラの生息地は減少し続けている。人間とトラとの遭遇も近年増加傾向にある」と指摘した。
 スマトラトラは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに登録されている絶滅危惧種で、WWFによると、現在野生に370頭ほどが生息しているという。(坂田優菜)

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