パラゲーム、29日選手到着 出迎えの訓練実施 スカルノハッタ空港
スカルノハッタ国際空港(バンデン州タンゲラン市)で25日、アジアパラゲームの選手を出迎えるための予行演習が行われた。入国審査では特設カウンターが設置され、選手らの出入国を補助する地上スタッフ約100人が車椅子を使って29日の第1陣到着に備えた。
大会組織委員会(INAPGOC)によると、25日時点で参加選手は2838人。スカルノハッタ国際空港では、第2、3ターミナルで選手団の出入国を受け入れる。
両ターミナルには250人のボランティアが到着・出発、アクレディテーション、交通、催事の4部署に分かれ、選手団などをサポートする。スカルノハッタ空港出入国管理事務所は、出入国審査ゲート全32カ所のうち第3の8カ所、第2の10カ所を大会用に確保する。職員も1チーム30人を3チーム準備し、24時間態勢での受け入れに備える。
組織委によると、車椅子利用者の受け入れ手順や導線の確認は25日で5回目。29日のバーレーン選手団到着前に、これから少なくとも2回訓練を実施する予定。
訓練を受けているのは国内各地の航空学校の新卒者。担当教官は「すでにプロとして通常業務でも障害者に接している」と自信を見せる。東ジャワ州スラバヤ市の航空学校卒のレスティ・アンドリアナ・スクマディウィさん(18)は「4回目の訓練までで手順は覚えた。障害者相手は初めてだが、光栄なことだし頑張りたい」と語った。(中島昭浩、写真)