デンソー5連覇 1600人が力走 ジャカルタ「絆」駅伝

 第5回ジャカルタ「絆」駅伝(主催・毎日新聞社、コンパス紙、後援・ジャカルタ特別州、在インドネシア日本大使館、ジャカルタ・ジャパンクラブ、じゃかるた新聞)が23日、ジャカルタ中心部のスナヤンで開催された。400チーム1600人のランナーがたすきをつなげ、ジャカルタの地を力走した。
 午前6時半、石井正文・日本大使らがスタートの旗を振り、第1走者が一斉に駆け出した。スナヤン・スクエアを周回、プラザ・スナヤン前の特設ルートでたすきをつないだ。1周2・7キロ、1チーム4人で計10・8キロを駆けた。
 優勝は35分47秒のデンソー。初開催の2014年から5連覇を達成した。昨年に続き参加した、チームで唯一の日本人ランナー石丸幸弘さん(38)は「4位か5位で第3走者にたすきを渡したが、みんな速いのでメンバーを信じて走っていた」と振り返った。5年連続で2位となったトヨタのヘリ・ムハンマドさん(24)は「来年はこのような屈辱を味わいたくない。絶対に1位になりたい」と述べた。
 仮装で会場を沸かせた参加チームに贈る「コスプレ賞」には、6月から国内で販売を開始している炭酸栄養ドリンク「オロナミンCドリンク」の仮装をした大塚製薬のインドネシア現地法人、アメルタ・インダ大塚(AIO)が選ばれた。
 ことしはアニス・バスウェダン・ジャカルタ特別州知事が同州知事として初めて訪れ、スタート前に「日本人とインドネシア人が一つのチームとなり、協力して走るこの活動は、日イ60年の友好関係を示すものだ」とあいさつした。
 自ら第4走者も務めた石井大使は完走後、同大会について「(両国の関係で)大事なことは、双方向に協力をし合って苦しいときには助け合うということ。絆駅伝はまさにそれを示している。これからも続いてほしい」と語った。(上村夏美、写真も)

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