爬虫類52匹持ち出し図る スカルノハッタ空港 77歳邦人男を摘発

 スカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン市)の農業検疫センターは17日夜、第3ターミナルで、国内のトカゲなどの爬虫(はちゅう)類52匹を生きたまま日本へ持ち出そうとした邦人の男(77)を摘発した。18日、同センターが公式ウェブサイトで発表した。             

 同センターによると、男はスーツケースの中にヤモリやトカゲを入れており、エックス線検査で空港職員が異変を感じ、中身を調べて発覚した。
 地元メディアは、男がこれらの爬虫類の所持に関する書類を同センターに提示することができなかった、と報じた。
 男はセンターで調べを受け、トカゲやヤモリなど52匹はセンターの動物検疫施設に保護された。男は調べに対し、動物を西ジャワ州バンドンの鳥市場で購入したと話した。センターは、日本で高額に販売しようとしていたとみている。
 同空港ではことし5月末、トカゲ10匹、ヘビ50匹を持ち出そうとした邦人の男が摘発されており、同様の事件が続いている。
 インドネシアなどではワシントン条約に基づき、多くの動植物が輸出入の規制対象となっており、定められた機関が発行する書類などがないと輸出入ができない。(上村夏美)

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