カメラで交通取り締まり スディルマン・タムリン 来月試行 違反切符はメール送付

 警視庁交通局は10月1日から、ジャカルタの目抜き通りのスディルマンとタムリン両通りで、監視カメラによる交通違反取り締まりを試験的に実施する方針を固めた。これに伴い、車両保有者が取得する車両所有証明書(BPKB)に携帯電話番号とメールアドレスの登録が義務化され、違反切符はメールで送付される。摘発の流れが電子化されるため「エレクトロニック・トラフィック・ロー・エンフォースメント(ETLE)」と呼ばれる。    

 摘発は、両通りに写真や映像から運転手や所有者を割り出し可能な高性能監視カメラを設置して行う。違反切符のメール送付後14日以内に罰金が支払われなければ車両登録証(STNK)をブロックする。罰金は銀行に直接振り込む。
 10月から新規BPKB申請で携帯電話番号とメールアドレスの登録が義務付けられる。現在BPKBを所持している人は、摘発された際の罰金支払い時か更新時に登録させる方針で、登録完了までは違反切符を登録住所に送付する。
 定点観測用の監視カメラは現在もジャカルタ特別州内各地に設置されているが、高性能監視カメラを調達する必要があり、警視庁交通局は特別州運輸局などと協議している。
 オンライン配車サービス「グラブ」の四輪タクシー運転手ヌル・マルディヤントさん(42)は「渋滞が深刻なジャカルタでの導入には賛成だが、運用ミスや誤摘発が心配」と不安を語った。(中島昭浩、写真も)

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