伝統武術で金8個 イ総合4位に上昇

 アジア大会10日目は27日、ジャカルタ特別州や南スマトラ州パレンバン市など各地で行われ、伝統武術プンチャックシラットでインドネシアがこの日行われた決勝戦に全勝し、金メダル8個を獲得した。初実施のアーチェリー混合リカーブでは日本が優勝。ボウリングではマスターズ女子の決勝があり、石本美来(岡山商大)が金に輝いた。27日午後10時時点の金メダル獲得数は中国が86個で単独首位。日本が43個で2位。インドネシアは22個になり4位に浮上した。

 プンチャックシラットはスニ(演武)部門の女子トゥンガル(個人)、男子ガンダ(ペア)、男子ブルグ(3人組)とタンディン(試合)5階級の決勝8試合が、東ジャカルタ区のパデポカン・プンチャックシラットで行われた。同武術が国技のインドネシアは全試合で実力を発揮した。
 男子ガンダでは、2016年世界選手権王者のヨラ・プリマドナ・ジャンペル、ヘンディ組がベトナムに18点差をつけ580点で優勝した。ヨラは試合後、「他の大会でもよく知った顔だった。アジア大会に向けてレベルを上げてきたので、新しい動きを追加しこちらもレベルを上げた」と振り返った。
 観戦に訪れたインドネシア代表選手団長のシャフルディン国家行政改革相は「総合10位以内を維持する」と話し、同種目での金メダル獲得数追加を期待した。29日の同種目最終日は決勝10試合がある。
 バドミントン女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、決勝で中国ペアに敗れた。男子シングルスの西本拳太(トナミ運輸)と女子の山口茜(再春館製薬所)が準決勝で負け、銅メダルが確定。
 28日の決勝は男子がジョナタン・クリスティ(インドネシア)と台湾選手、女子は世界ランキング1位のタイ・ツーイン(台湾)とインド選手が顔を合わせる。男子ダブルスはインドネシア対決。
 自転車トラックは東ジャカルタ区ラワマングンの自転車競技場「フェロドローム」で始まり、スプリント男子団体で日本が銅メダルを獲得した。28日は女子競輪などが行われる。(中島昭浩、写真も、6、8面に関連)

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