水産展示会に出展 インドネシアパビリオン 輸出拡大に意欲

 海洋水産省は22~24日、東京都江東区の国際展示場で開かれた国際水産見本市「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」にインドネシアパビリオンを出展した。計8社がパビリオンに参加し、日本市場にインドネシアの水産物の魅力をアピール、期間中の契約額はタコやマグロなどの輸出販売から成る約4800万ドルだった。
 南スラウェシ州マカッサル市に本拠を置き、水産加工や輸出業を手がけるマジュ・アワニンド・ブルジャヤ社はタコやエビなどの輸出量を増やそうと出展した。リチャルド・タン最高経営責任者(CEO)は「米国や韓国向けの輸出は伸びている。生産管理能力が進んでいる点などをアピールして、日本側のパートナーを見つけたい」と語る。将来的には毎月20フィートコンテナ3個分ペースの輸出を目指す。
 海洋水産省製品競争力強化局のリフキー・エフェンディ・ハルディヤント局長は「国内漁業において、海産物の保存や加工、流通などの分野で日本の技術が必要だ」と話し、日本企業にポテンシャルのある水産分野への投資を呼びかける姿勢を示した。インドネシア産水産物の日本への輸出と並び、双方向のビジネス展開が必要としている。
 同展示会は日本最大規模の水産物展示会で、20カ国から835社が出展し、3日間の来場者は約3万4千人。インドや中国などからの出展が活発だった。インドネシアの出展は2回目で、2017年の初出展時にはスシ・プジアストゥティ海洋水産相も来場した。
 17年のインドネシアの日本向けの水産物輸出額は6億7200万ドルで米国に次いで2位。(東京都内で平野慧、写真も)

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