目抜き通り暑さこらえて 男女マラソン 完走は32人、観客は「涼しい」

 25、26両日にジャカルタ特別州のタムリン、スディルマン両通りなどを通過するコースで行われた男女のマラソン。暑さ対策で午前6時スタート。ランナーたちはコースに設けられたミストシャワーをくぐるなどして対応していたが、交通規制が敷かれ、車がほとんど通らない沿道で声援を送った観客は「涼しくていつもよりも魅力的」と、普段と異なる顔を見せた目抜き通りに驚いていた。
 日本の戦後賠償で建てられ、1967年に完成した、中央ジャカルタ区メンテンのサリナデパート。その前の交差点で妻と観戦に来た西ジャカルタ在住の英語教師、ヤニさん(43)は今回のコースについて「政府が長い期間かけて整備してきたし、ジャカルタの名所を回って魅力的に見えるように努力している。(オランダ統治時代の面影残る)ファタヒラ広場などがないのは残念だけど、テレビで見た人がジャカルタに興味を持ってくれればいいね」と話した。
 アジア大会に向けて拡幅された歩道や補修された道路は、選手の前を走るメディア用トラックの荷台から写真を撮った各国のスポーツカメラマンからも「思ったより悪くない」と概ね好評。ヤニさんは「(マラソン中は)道路が禁煙になったのは辛いけれどね」とジョークも飛ばした。
 スディルマン、タムリン両通りでは、毎週日曜に歩行者天国「カーフリーデー」が実施されているが、26日はマラソン開催で中止になった。カーフリーデーでタムリン通りを走っているという北ジャカルタ在住の会社員デシーさん(37)は「アスリートを近くで見られて楽しかった。よく来る通りだけど、いつもより断然魅力的に見えた。インドネシアの選手が活躍していないけれど、外国人にジャカルタを見てもらういい機会になったと思う」。

■「後半に暑さも」

 アジア大会マラソン女子では、日本の野上恵子(十八銀行)が2時間36分27秒で銀メダルを獲得した。野上は「メダルを目指してきたので、銀だけどほっとしている。(男子優勝の井上大仁の金メダルが)すごく刺激になった。本当は金が良かったが、メダルを持って帰れて良かった」。
 「最初は涼しいと思っていたが、後半になって暑さが出てきた。2020年の東京五輪はより過酷になると思うので、対応しなければいけない」と前を見据えた。女子は参加19選手中、完走は17人。男子は21選手中15人が完走した。
 河野匡ヘッドコーチは男女の結果を「男子金、女子銀っていうのはランキングから見ても目標としていたところなので、結果的には満足している。井上に関しては一皮むける成果がほしかったので、彼にとっては大きな経験になったと思う。私としては東京五輪に結びついてくれるような形になればうれしい」と評価した。
 男子優勝の井上とバーレーン選手の接触については「動画も撮っていたが、明らかに向こうが先に仕掛けてきているので、逆にわれわれもプロテストしてどうなるのかっていうのを聞いてみる。そうなると(4着の)園田(隼)くんが繰り上がる。プロテストは一つの権利なので、それをやってみようという話」と説明した。(大野航太郎、中島昭浩)

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