地震死者259人に 各機関データを集計 ロンボク・バリ両島

 5日のロンボク島地震で、国家防災庁(BNPB)は9日、国軍と国家警察、バサルナス(国家救命隊)、各政府機関、地方自治体が持つ被災者数データを集計し、死者数が259人に上っていると発表した。午後0時25分ごろにはマグニチュード(M)6・2の余震があり、24人が負傷した。震源は最も被害が大きかった北ロンボク県西方沖6キロで、震源の深さは12キロ。発表時点までの余震回数は362回に上っている。
 BNPBの発表によると、重傷者数は1033人、避難者数は27万168人。損壊した建物は、住居6万7857棟、教育機関468カ所、橋6カ所、病院3棟、診療所10カ所、モスク15棟、礼拝所50棟、オフィスビル20棟。
 救難部隊は千人超が現地入り。ショベルカーなど21台を投入し、生存者の救出、捜索作業に重点を置いている。国営電力PLNによると、ギリ3島や北ロンボク県では停電が続いている。
 国営アンタラ通信によると、空軍から支援物資がマタラム市の空軍基地に届けられた。物資は食糧、薬、テント、水、電源、幼児用品など。10~12回に分けて、100~150トンを輸送したが、インフラの復旧が進んでおらず、物資が届くまでに時間がかかりそうだ。(中島昭浩)

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