横断歩道と地下道設置 日本大使館脇タムリン通り MRT駅から停留所へ

 中央ジャカルタ区タムリン通りの在インドネシア日本大使館脇に横断歩道と地下道が設置される。ホテル・インドネシア(HI)前の歩道橋撤去前に横断歩道の利用を開始する。中央分離帯に首都圏専用バスのトランスジャカルタ(TJ)のHI停留所を設け、大量高速鉄道(MRT)のHI前ロータリー駅とつなぐことで、乗り換えできるようにする。
 MRTを運営する州営MRTジャカルタによると、横断歩道は29日夜、ショッピングモールのプラザ・インドネシアとホテル・プルマンの前に設置される。ロータリーから北へ約100メートルの場所で、幅5メートル、長さ18メートル。
 横断歩道の使用開始後、30日午後10時から歩道橋の撤去作業を始める。作業は8月2日まで続く予定。31日には、同通りの歩道に新たに設置された街灯が点灯される。
 HI駅に接続されるバス停留所は、取り壊される前の停留所と同様、中央分離帯に建設される。ただ停留所や地下道、駅の出入り口の工事は、アジア大会終了後に開始する予定だ。
 HI駅は、建設中の南北線第1工区の全13駅のうち全長400メートルと最も長い。このため出入り口は五つとなり、プラザ・インドネシアからシナール・マス・ランド・プラザの間に設置され、HIとサリナ・デパート両側からのアクセスが容易になる。
 2019年3月開通を目指すMRTの工事進ちょく率は27日までに95・33%に達した。地下工区が97・26%、地上工区が93・41%。
 スディルマン通りのドゥクアタス駅では27日、通りと建設現場との間を仕切る鉄板が撤去され、駅の出入り口や歩道が姿を見せた。8月には電車を線路に乗せ、鉄道信号機の試験を行う。運転手や整備士など必要な職員は全体で640人だが、現在は405人。残り235人の雇用を進める。
 アジア大会に向け、スディルマン、タムリン両通りで急ピッチに進む歩道の整備は31日までに完了する予定。(上村夏美、写真も)

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