バレー会場間に合う? 改修完了にあと2週間 アジア大会

 アジア大会でバレーボール競技が行われる南ジャカルタ区クバヨラン・バルのブルンガン体育館が、8月18日の開幕までに十分な改修が完了するか危ぶまれている。7月に入ってから急きょ会場変更で選ばれた施設。あと約2週間で改修が終わるとされているが、国際基準を満たすかは疑問が残る。

 同体育館の職員は24日、じゃかるた新聞に「床は以前木製だったが、バレーボール用に張り替えてある。客席もシングルシートに一新し、トイレも改修した」と語った。照明位置を高くしたり、ネットやネットポール、エアコンを設置したりするなどの作業が残っているが、2週間もあれば完了すると説明した。
 一方、国家機関の監視に当たるオンブズマンは23日、ジャカルタ特別州と南スマトラ州パレンバン市の24競技施設の6月30日〜7月1日の調査結果を公表。同体育館を、準備ができていないことを示す「レッドゾーン」に入れ、「バレーボール用に建設された体育館でなく最大限の注意が必要」と警鐘を鳴らした。
 アジア大会組織委員会(INASGOC)施設担当は、今週にも残りの改修作業を始めると述べた。外の発電機を屋内とつなぐケーブルの穴を設置する作業もあるという。
 改修で客席は800席から1200席に増えたが、体育館職員も「国際基準を満たしているかは疑問だ」と話した。
 ブルンガン体育館は1972年に完成。今回のアジア大会では選手の練習場とするための改修工事を4月末にほぼ終えていた。
 当初は同区クバヨラン・ラマのシンプルッグ・プルタミナ体育館がバレーボール競技に使われる予定だったが、改修を拒否され、7月に入ってブルンガン体育館が会場となった。
 バレーボール競技は、同体育館のほか、中央ジャカルタ区スナヤンのブンカルノ競技場内室内テニス場に設置したコートで行われる予定。(中島昭浩、写真も)

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