「若い人が懸け橋に」 応募者増加、奨学金は漸減 国費留学生壮行会 日本大使館

 在インドネシア日本大使館は二十九日、日本政府の国費留学生として四月初旬に日本へ出発するインドネシア人留学生の壮行会を中央ジャカルタの大使館講堂で開催した。
 国費留学生の受け入れは四月と十月の年二回行われており、今回日本へ出発するのは研究留学生(大学院への留学生)二十六人、学部留学生(大学学部への留学生)七人、高等専門学校留学生十三人、専修学校留学生十人の計五十六人。
 学部留学生の応募者数は二〇一〇年の三百五十人から一一年の千二百七十六人、今年は二千五百二十二人と増加傾向にある。日本大使館によると、昨年の応募締め切り直前に日本留学説明会を開催したことが、応募者数の増加につながったという。
 一方、財政事情が厳しさを増す中で国費留学生制度に充てられる予算も削減されており、一人当たりに支給される奨学金を削減することで、留学生の人数維持に努めているという。月々支給される奨学金は、研究留学生は一〇年度が十五万二千円、一一年度は十五万円、今年度が十四万三千円、その他の留学生は一〇年度が十二万五千円、一一年度が十二万三千円、今年度が十一万七千円と毎年削減されている。
 壮行会で鹿取克章・駐インドネシア日本大使は「国と国が協力関係を築く上で最も重要なのは若い人の交流」と語り、「日本とインドネシアの関係がより良いものになるよう、皆さんには両国の懸け橋になることを期待している」と呼び掛けた。
 小学四年から中学一年まで日本に滞在したことのあるアカリ・ムティヤレスタリさん(研究留学生)は、「インドネシアでも今後、発展する福祉関係の起業について日本で学びたい」と抱負を語る。国費留学生の選考への応募準備を進めていた昨年三月に東日本大震災が発生したが、「私たちの知っている日本であれば必ず立ち上がると信じていた」と話した。
 「二つの言語を使いこなし違う国の人の間に立つことができる通訳者にあこがれている」というトラナ・アストリッド・ユリザベタさんは「通訳や翻訳を通じてインドネシアと日本の関係を良くしたい」と語った。

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