中間上位層へ販売強化 アクア・ジャパン ラインアップ拡充

 ハイアール・グループが展開する旧三洋電機のブランド「アクア・ジャパン」は19日、新製品や今後の戦略について発表、中間上位層への販売を強化し、2018年は前年比32%の売り上げ成長を目指すとした。
 アクアブランドは16年からインドネシアで展開を開始。伝統市場での販売を中心に低〜中間層で販路を拡大してきた。アクア・ジャパンを率いるハイアール・セールス・インドネシアの定行健志社長は南ジャカルタで開かれた会見で、「上半期の売り上げ成長率は20%だったので、下半期で追い込みをかけたい」と説明。省エネで多機能なハイエンドモデルなど、ラインアップ拡充を進め、中間上位層への販売拡大を図るとした。
 また会見では、4月に発売されたエアコンのほか、年内に発売予定の冷蔵庫や洗濯機、液晶テレビの各フラッグシップモデルを紹介。今月末に発売予定の洗濯機は、世界初の紫外線による除菌・消臭機能を搭載、従来の製品よりも30%の省エネが可能だとして注目を集めた。
 現在、ジャワ、スマトラを中心に代理店も含め18拠点を展開。今後はジョクジャカルタ特別州や東ジャワ州スラバヤで展開する家電量販店と販売協力する。  家電市場は17年、前年比約13%のマイナス成長だったが、アクア・ジャパンは12%成長だった。定行社長は「われわれは(市場では)5番手、6番手のポジション。商品の幅を広げたり販売単価を上げたりすることで、(売り上げ成長達成への)チャレンジができる」と意気込みを語った。(坂田優菜、写真も)

経済 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly